【50代からのワタシ時間】「やりたいこと」VS「認知症の介護」

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50代からのワタシ時間:やりたいことVS認知症の介護

終活していてふと気付くこと・・

うさこ

実はこれをやってみたかった

カニカニ

また〇〇へ行きたいなぁ・・

など、これからのモチベーションとなるような「やりたいこと」の存在。

わたしのやりたいことリスト
  • ハワイ旅行
  • 東京→九州のフェリー旅
  • 日本47都道府県、ぜんぶ訪れたい
    • 母を看取り・夫定年前なら、私のひとり旅
    • 母を看取り・夫定年後なら、夫とふたり旅
  • 名作といわれる、映画や本を観たり読む
  • 5時間くらいカラオケで歌う

しかし、実現するには、いろいろな壁があるのも事実です。

お金・時間・健康・・・

私は下記の記事のとおり、認知症の母親と暮らしています。

認知症の親を介護していると、自分の時間や自由が制限されてしまい、「やりたいこと」を実現するのが難しくなります。

やりたいことがあっても

  • 親がいるからできない
  • 出かけるのも不安
  • そもそも疲れてしまう

という状況になりがちですよね。

介護が生活の中心になると、無意識のうちに「自分のことを後回し」にしてしまい、やりたいことを諦めることも多いと思います。

あきな

「親の存在がある限り、何もできない」のか?

というと、必ずしもそうではありません。

ここでは、親の介護をしながらでも「やりたいこと」を少しずつ実現する方法について考えてみます。

目次

「やりたいこと」を分類:すぐ出来るか、出来ないか?

「やりたいこと」を分類:すぐ出来るか、出来ないか?

介護中でも、時間を作ればできることと、どうしても難しいことがあります。

例えば…

  • 家でできる趣味(読書、映画鑑賞、写真整理、ブログ)
  • 介護の合間に楽しめること(オンライン講座、ストレッチ、アロマ)
  • 買い物ついでにカフェでひと息つく

「やりたいこと全部はできない」と思うと諦めたくなりますが、まずは 「今の状況でもできること」を見つけること が大切です。

「救世主:デイサービスとデイケア」で、自由な時間を手にいれる

「救世主:デイサービスとデイケア」で、自由な時間を手にいれる

「認知症の親がいるから、やりたいことはできない」と思っていても、実は「工夫すればできること」もあります。

短時間の外出を実現する

  • デイサービスやショートステイを活用する
    • 「週に○回、親をデイサービスに預ける」ことで、自分の時間を確保する
    • ショートステイを利用して1泊2日旅行に行く計画を立てる
  • 親が寝た後や、落ち着いている時間を活用する
    • 夜の映画鑑賞やオンラインでの学びなど、自宅でできることを楽しむ
    • 早朝の散歩やカフェ時間を確保する

デイサービス利用中に、満喫する

うちの母(要介護2)の場合、認知症の方に特化したデイサービスとデイケアを利用しています。

スクロールできます
対象自宅への送迎昼食入浴利用頻度
デイサービス
(介護保険)
認知症週4
デイケア
(医療保険)
週1月4回

今では頻繁に利用していますが、当初は頑固に「行きたくない」と言ってました。

横浜に住んでいますが、同じ市内でも違う「区」だと、デイサービスの受け入れが難しかったりするそうです。

デイサービスとデイケアを利用して良かったこと

  • 昼夜逆転の予防
  • 運動不足解消
  • 他の人とのコミュニケーション
  • 清潔保持
  • 「やること」があるメリハリ など・・
あきな

顔を合わせない時間イコール、ホッとできる時間

旅行が難しくても「疑似体験」する

  • 旅行気分を味わうために、お取り寄せグルメを注文する
  • YouTubeやVRで行きたかった場所の映像を楽しむ
  • 介護が落ち着いたら行くための「旅行計画」を立てる

介護をしていると「自由に出かけられない」ことがストレスになりますが、完全に諦めるのではなく「今できる形で取り入れる」ことを考えると、少し気持ちが楽になります。

介護の「全部」を自分で背負わない

介護の「全部」を自分で背負わない

介護をしていると、どうしても「自分がやらなきゃ」という責任感が強くなりますよね。

あきな

でも、すべてを一人で抱え込むと、自分の人生がどんどん消耗してしまいます

家族や周囲に頼れる部分は頼る

  • 夫や子ども、親戚に「1日だけでも見てもらえないか」相談する
  • 訪問介護・デイサービス・ショートステイを積極的に活用する

「介護しながらも、自分の時間を作るのは当たり前」と考える

重要なこと

  • 介護=自分の人生を犠牲にするもの、ではない
  • たとえ親が認知症でも、「自分の人生も大事」と考えるべき

介護者が心身ともに疲れてしまうと、結局は良い介護ができなくなります。

「自分の時間を作ること」も、介護をするために必要なこと だと割り切るのも大切です。

「介護が終わったら…」ではなく、今のうちに準備を

「介護が終わったら…」ではなく、今のうちに準備を

「親を看取るまでは、何もできない」と思うと、何年もやりたいことを諦めることになってしまいます。

でも、介護が終わった後に何をしたいのかを考えて、今のうちから準備しておくのは可能です。

ブログやノートに「やりたいことリスト」を作る

  • 「親を看取ったらすぐに実行したいこと」をリスト化しておく
  • 旅行プランを考えておく(どこに行くか、予算はいくら必要か)
  • 介護後の自分のライフプランを考える(どんな暮らしをしたいか)

今のうちに「できる範囲で」種をまく

  • 行きたい場所の情報を集める
  • 趣味のスキルを少しずつ磨いておく
  • 旅行のために少しずつ貯金をする

「今は無理」でも、「将来的にできることの準備をしておく」ことで、介護が終わったときにすぐ動けるようになります。

あきな

介護が終わったら、思いっきり羽を伸ばして、自分の「ご苦労さん会」を開いて、一人旅にでも出るのだ!!

「親がいるからできない」ではなく、「親がいてもできること」に目を向ける

「親がいるからできない」ではなく、「親がいてもできること」に目を向ける

認知症の親の介護は大変ですが、「だから何もできない」と思い込むと、自分自身がつらくなるばかりです。

  • 親がデイサービスに行っている間に、○○をしよう
  • 介護が落ち着いたら、○○を実現するための準備をしよう
  • 外出が難しくても、家で楽しめることを見つけよう

少しずつでも「やりたいこと」を実現していけば、「介護だけの人生」にならずに済みます。


介護はいつ終わるかわからないものだからこそ、「自分の時間も大切にする」 という発想を持つことが、人生を楽しむために必要なのかもしれません。

この記事の冒頭に「わたしのやりたいことリスト」を書きましたが、いつか叶えるために「今」できることもあるので具体的に例をあげました。

わたしのやりたいことリスト

スクロールできます
やりたい理由は?今できることは?
ハワイ旅行海外旅行経験は結婚前に1回(サイパン)
次は夫と行ってみたい
パスポート取得

英会話の勉強
東京→九州のフェリー旅東京九州フェリーの旅をした
次は食事は自動販売機で購入するオーシャン東九フェリー
下調べや行程を考える
日本47都道府県、ぜんぶ訪れたい現在訪れた都道府県は32!
母を看取り・夫定年前なら、私のひとり旅
母を看取り・夫定年後なら、夫とふたり旅
効率の良いプランを考える
各地の美味しいものを調べる
名作といわれる、映画や本を観たり読む案外、観たり読んだりしていないものがたくさんある映画:Netflixやアマプラで、観れるものは観る
読書:「夏の100冊」を参考にして選ぶ
5時間くらいカラオケで歌う時間を気にせず長時間歌いたいレパートリーを増やす
あきな

いつ実現できるか分かりませんが、嘆いていても認知症が治るわけでもなく・・小さいことからやるしかない

介護が終わった時のご褒美の準備のために

介護をするウラで、やりたいことの下準備をしておくのです!

なんだか熟年離婚に向けて、用意周到な妻が夫に離婚を切り出す感じに似てるのか?と、ちょっと不謹慎でしたね。

でもそんなことも書いておきます。

まとめ:あなたはあなたの人生のために存在する

まとめ:あなたはあなたの人生のために存在する

認知症の親を介護していると、「やりたいこと」が制限されがちですが、完全に諦める必要はありません。

  1. 「今できること」と「難しいこと」を分ける
  2. 「できない」と思い込んでいるだけで、工夫すればできることもある
  3. 介護をすべて一人で背負わず、周囲に頼ることを考える
  4. 「介護が終わったら…」ではなく、今のうちから準備しておく
  5. 「親がいるからできない」ではなく、「親がいてもできること」に目を向ける

親の介護をしながらでも、「自分の人生を楽しむこと」は可能です。

少しずつ、自分のやりたいことを実現していきましょう。

認知症の親がいるのに、自分のやりたいことを優先するのはワガママ?

いいえ、それは「大切なこと」です。

介護をしていると、「自分のことは後回しにしなきゃ」と思ってしまいがちですが、自分の人生を大切にすることは、決してワガママではありません。

むしろ、介護に疲れ切ってしまうと、イライラしたり、ストレスがたまったりして、結果的に親との関係も悪くなりがちです。

だからこそ、「自分の楽しみを持つこと」=「よい介護につながる」 と考えてみませんか?

ポイント

  • 介護者が笑顔でいることが、親にとっても良い影響を与える
  • 「介護だけの人生」にならないよう、バランスを取ることが大切
  • 罪悪感を感じる必要はない! 自分の時間を確保するのは当然のこと

介護があると、やりたいことを実現する時間が取れない…

まずは「できる範囲で」実行するのがコツ!

確かに、介護をしていると長時間自由に動くのは難しいですよね。
でも、「時間が取れない」=「何もできない」ではないんです。

  • 近場で日帰りのプチ旅行をする
  • YouTubeやVRで旅行気分を味わう
  • 旅行の計画を立てるだけでもワクワクできる

ポイント

  • 「今できない」ことを「ずっとできない」と決めつけない
  • 「未来のための準備期間」と考える
  • できる範囲で、小さな一歩を踏み出してみる

そもそも、やりたいことを考えることすら億劫…

「小さな楽しみ」から見つけてみよう!

「やりたいことを見つけよう!」と言われても、介護疲れで気力がわかないときもありますよね。
そんなときは、「大きな夢」ではなく、「小さな楽しみ」を見つける ことから始めてみましょう。

  • 美味しいコーヒーを飲む
  • 朝の空気を感じながら散歩する
  • 好きな音楽を聴く
  • お風呂にゆっくり入る
  • 「好きだったこと」を思い出してみる

無理に「やりたいことを探さなきゃ」と思わずに、「ちょっと嬉しいこと」を積み重ねていくだけでも、気持ちが少しずつ前向きになりますよ。

ポイント

  • 「大きな目標」を考えなくてもOK!
  • 「小さな楽しみ」を日常に取り入れる
  • 無理せず、気持ちが向いたときに「やりたいこと」を考えてみる
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