【50代から始める終活】エンディングノート:まず書くべき7つの大切なこと

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最近、「終活」という言葉を耳にする機会が増えていませんか?

特に50代に入ると、自分や家族の将来について考える時間が増えてくるかもしれません。

その中で「エンディングノートを書く」というのは、大切な終活の一つとして注目されています。

エンディングノートとは?

  • 自分の希望や大切な情報を書き留めるノート
  • 自分にもしものことがあった時、家族や周りの人が困らないよう、また自分の想いを伝えられるようにするためのもの

今回は、「50代から始めるエンディングノートの書き方ガイド」として、基本的な書き方や書くべき内容を具体的に紹介していきます。

このように思っている方にオススメ
  • エンディングノートに何を書けばいいのか分からない
  • 50代で終活するのは、まだ早いのではないか?

終活の第一歩としてぜひ参考にしてください。

ズバリ!エンディングノートに書く7選
  1. 自分の基本情報
  2. 財産や資産に関する情報
  3. 家族・親族の情報
  4. 医療・介護に関する希望
  5. 葬儀・供養に関する希望
  6. デジタル資産の管理
  7. 大切なひとへのメッセージを記録

「まだ早い」と感じる方も多いかもしれませんが、元気な今だからこそ、自分の想いや希望を形に残しておくことは大切です。

今回は、エンディングノートの基本項目を分かりやすくご紹介します。

目次

エンディングノートを書くべき理由

エンディングノートを書く理由は、希望・整理・負担減!

50代からエンディングノートを書き始めることで、家族とのコミュニケーションが円滑になり、自分の人生を見つめ直す機会にもなります。

エンディングノートのメリット

自分の希望を伝えられる

自分が希望する医療や介護、葬儀の形式など、もしもの時に家族が迷わず対応できるよう、エンディングノートに具体的な希望を記しておけます。

財産や重要な情報の整理

金融資産や保険、重要な書類の保管場所などをリストアップすることで、いざという時に家族が探しやすくなり、デジタル資産も含めることで、円滑な管理が可能になります。

家族の負担を減らす

さまざまな情報や意向をまとめておくことで、家族が困ったり迷ったりせず、冷静に対応できるようになります。

あきな

自分のためであり、誰かのためでもあるエンディングノート・・

エンディングノートに書くべき基本項目

エンディングノートに書くべき基本項目7
選

エンディングノートは、自分の想いや希望を形にする大切なツールです。

とくに50代の私たちにとって、将来の安心を考えるためにも、一度書き出してみるのは良いかもしれません。

しかし、何を書いたら良いのか迷う方も多いのではないでしょうか?

今回はエンディングノートにぜひ盛り込んでおきたい項目を紹介していきます。

基本の項目から、自分らしさを表現できるものまで幅広く取り上げたので、参考にしてみてください。

自分の基本情報

エンディングノートの冒頭には、自分の基本情報を記入します。

あきな

自分の身元や家族構成を明確に伝えるための重要な部分です

記入項目

  • 氏名、性別、生年月日
  • 住所、電話番号、メールアドレス
  • 本籍地、出生地
  • 血液型、病歴、アレルギー
  • 緊急連絡先(親族や親しい友人)
記入例

氏名:田中花子
住所:神奈川県横浜市△△区1-2-3
血液型:A型

ポイント

家族がこの情報を簡単に確認できるよう、分かりやすく記入しましょう。

住所や連絡先が変わるたびに更新する習慣もつけると安心です。

財産や資産に関する情報

もしものときに、家族が財産や資産をすぐに把握できるように財産情報を整理しておくことは非常に役立ちます。

あきな

銀行口座や保険、年金など、自分が持っている財産について記入しておきましょう

借金やローンがある場合は、その情報も必ず書きましょう

記入項目

  • 銀行口座、支店名、口座番号
  • 不動産(住所、物件情報、ローン状況)
  • 株式・投資信託・証券口座情報
  • 借金やローンの詳細(返済中のもの)
  • 貴重品の保管場所(印鑑、通帳、貴金属)
  • 保険(生命保険・医療保険・年金保険)と契約内容
  • 年金受給情報と関連書類の保管場所
記入例

〇〇銀行△△支店 普通預金 口座番号:123456789

ポイント

財産に関する情報は、できるだけ具体的に記入します。

特に金融機関や口座番号については正確に記し、保険証書や重要な書類の保管場所も添えると家族が迷わずに済むでしょう。

家族・親族や友人の情報

家族だけでなく、親しい友人や知人、仕事の関係者にも、エンディングノートを通じて連絡が取れるようにしておくと安心です。

あきな

家族が知らないけれど重要な関係者がいる場合には、名前と連絡先をまとめておきましょう

記入項目

  • 配偶者、子供、親の名前と連絡先
  • 親族・親しい友人の名前や連絡先
  • 特にお世話になった人や親しい人の名前、連絡先
  • 過去の恩人や感謝している人物について
記入例

A社勤務中にお世話になった、△山△子さん
住所は東京都北区◯○4-5-6

ポイント

連絡先を残す際には、相手の氏名、電話番号、メールアドレスなどを記入し、連絡する際の注意点なども添えておくとスムーズです。

医療・介護に関する希望

医療や介護に関する希望は、自分の体調や治療方針についての重要な情報です。

あきな

延命治療や介護の希望については、万が一自分で意思を示せない状態になった場合も、事前に決めた内容があると、家族が判断に迷わないよう事前に伝えておくことが大切

記入項目

  • 延命治療の希望
  • 尊厳死に関する意思
  • 介護を受けたい施設や場所(自宅、施設など)
  • かかりつけ医、病院の連絡先
  • 認知症や意識不明になった場合の対応希望
記入例

いかなる延命治療も望みません。自然な形で最期を迎えたいです。

ポイント

延命治療や介護の希望は、具体的に記すことで家族にとっても意思を汲み取りやすくなります。

例えば「延命治療を希望しない」といった、自分の考えをシンプルな言葉で書きましょう。

葬儀・供養に関する希望

宗教的な儀式や葬儀の規模、供養方法に関する具体的な希望を書くことで、家族が迷うことなく対応できます。

あきな

自分がどのような形で見送られたいかについての希望も、エンディングノートには記しておきましょう

記入項目

  • 葬儀の形式(家族葬、一般葬、密葬など)
  • 遺影に使用してほしい写真
  • 葬儀場所や葬儀社の希望
  • 宗教や宗派の指定
  • お墓の場所、墓地の詳細
  • 遺骨の扱い(埋葬、散骨、納骨堂など)
  • 参列者への連絡方法や対応
記入例

葬儀は家族葬を希望しています。遺骨は海洋散骨をしてください。

ポイント

葬儀の形式や供養に関する希望も、事前に記しておくと家族がとても助かります。

「家族葬にしたい」「散骨を希望する」などの希望は人それぞれなので、自分の意向をしっかり残しておきましょう。

さらに、遺影に使ってほしい写真や、宗教的な要素を取り入れたい場合も書き添えておくと良いです。

葬儀に参列してもらいたい人がいる場合、その方への連絡方法も書き添えておくと安心です。

デジタル資産の管理

インターネットやデジタルサービスを利用する現代において、SNSアカウントや電子メール、オンラインバンキングの情報もエンディングノートに書き残しておくと便利です。

あきな

SNSやオンラインショッピングサイトなどは、本人がいなくなった後にどう管理するかが問題になることが多いです

記入項目

  • SNSアカウント(Facebook, X(旧Twitter), Instagram など)のID・パスワード
  • メールアドレス、オンラインバンキング、暗号資産のアカウント情報
  • クラウドストレージやパスワード管理ツールのアクセス情報
  • それらの処理や削除の希望
記入例

Xアカウント ID:gojyuudai PASSWORD:123abc

デジタル遺品整理についてお困りのことがあったら・・

カニカニ

自分や家族が亡くなったときも頼れるね

ポイント

IDやパスワードなどの情報は非常にプライバシー性が高いため、信頼できる家族や友人に預けるか、パスワード管理ツールの情報をエンディングノートに記載しておくと安心です。

大切なひとへのメッセージを記録

エンディングノートに家族や友人へのメッセージを残すのも素敵です。

記入項目

  • 家族や友人へのメッセージ
  • 感謝の気持ちや伝えたいこと
  • 人生の振り返りや思い出のエピソード
  • 最後に伝えたい言葉
記入例

家族へ・・これまで幸せでした。本当にありがとう。

ポイント

これまで伝えきれていない感謝の気持ちや、励ましの言葉などを書き記しておくと、家族にとってかけがえのない宝物になるでしょう。

特に、自分の人生の振り返りや思い出のエピソードを通じて家族に伝えたいメッセージを書いておくと、あたたかな思いが伝わります。

うさこ

大事なのは分かったけど、「書く」までハードルが高いなぁ・・

カニカニ

そうなんだよね

エンディングノートは、小さな一歩から始めよう

エンディングノートは小さな一歩から

エンディングノートを書こうと考えながらも、なかなか始められない方も多いと思います。

書くための心の準備や、気軽に始められる方法についてご紹介します。

「今」だからこそ書けることがある

実は「今だからこそ」書けることがたくさんあります。

自分の気持ちや希望を少しずつ記すことで、これからの生き方や価値観も整理されていきます。

元気な今だからこそ落ちついて考えられる
  • 家族への感謝の気持ち
  • 自分がどんなことを大切にしているか
  • どんな終わり方を望むか

また、書くことで心が整理され、「これから」を前向きに考えるきっかけにもなるでしょう。

完璧でなくてOK、今の気持ちを少しだけ記す

「いつかちゃんと書こう」と思うと、逆にプレッシャーになり、手が進まなくなります。

むしろ、「途中で良い」「更新していくもの」と考えてみてください。

例えば、まずは「家族への一言」を書くだけでも立派な一歩です。

「ありがとう」「いつも感謝しています」といった簡単な言葉で良いのです。

気持ちが落ち着いた時や、少しずつ思い出したときに、項目を追加していく形で大丈夫です。

書くことが、心の整理になる

エンディングノートを書き始めると、思いのほか心が軽くなることがあります。

自分の思いや考えをまとめることで、不安が和らぎ、安心感を得られることが多いのです。

特に、以下のような効果を感じる人が多いようです。

  • 自分の気持ちを再確認する:大切な人や感謝していることを見つめ直す時間が持てる
  • 心の整理ができる:不安が減り、気持ちがすっきりする効果が期待できる
  • 将来の心配が軽くなる:もしもの時の希望を伝えておくことで、家族や周りの人への心配が軽減される

「メモ」感覚で、気軽に書き始めてみる

エンディングノートに対して「重い内容を書かなければならない」と感じるかもしれませんが、まずはメモ程度の気軽な気持ちで始めてみましょう。

「残しておきたいことがあれば書く」くらいの軽い感覚で書き進めると、続けやすくなります。

うさこ

例えば、「家族旅行で訪れた沖縄の風景が心に残っている」とか

カニカニ

例えば、「残りの人生で陶芸にチャレンジしてみたい」とか

まとめ:50代からの終活は未来への贈り物

終活の第一歩は、エンディングノート

自分がどう生き、どう見送られたいのか、人生の節目としてエンディングノートと向き合うことで、より充実した未来が見えてきます。

今回は、基本の項目から記入のポイントまでを紹介しました。

エンディングノートに書く7つのこと
  1. 自分の基本情報
  2. 財産や資産に関する情報
  3. 家族・親族の情報
  4. 医療・介護に関する希望
  5. 葬儀・供養に関する希望
  6. デジタル資産の管理
  7. 大切なひとへのメッセージを記録

最初の一歩を踏み出すことで、家族や自分にとっての安心が手に入るでしょう。

エンディングノートを書き始めるのに早すぎることはありません。

あきな

少しずつでも、今から自分の希望を記していきませんか?

エンディングノートは50代から書き始めるのが早すぎる気がしますが?

50代は将来を考える絶好のタイミングであり、家族に自分の意思を伝えたり、重要な情報を整理したりするのに最適な時期です。

エンディングノートは「いざというとき」に備えたものですが、日々の生活を見つめ直すきっかけにもなるため、早めの準備が後悔のない人生設計に役立ちます。

エンディングノートに記入するべき必須項目は何ですか?

重要な項目として以下の6つが挙げられます。

  1. 自分の基本情報
  2. 財産や資産に関する情報
  3. 家族・親族の情報
  4. 医療・介護に関する希望
  5. 葬儀・供養に関する希望
  6. デジタル資産の管理

特に自分の希望や意向を示す項目は、家族が安心して判断できるようにするために大切です。

デジタル資産もエンディングノートに書いたほうが良いのでしょうか?

SNSのアカウントやオンライン銀行、メールアドレス、電子書籍やクラウドストレージのアカウントなど、デジタル資産が多い方はその管理方法をエンディングノートに記載しておくと便利です。

IDやパスワードを直接書くのではなく、セキュリティ上の安全策として、パスワード管理ソフトの使い方やヒントなどを書いておくのも良い方法です。

エンディングノートを書く上で家族と話し合っておくべきことは何ですか?

エンディングノートを書く際に、家族と話し合っておくべきことは主に以下の点です。

  • 延命治療や介護に関する希望
  • 葬儀や供養の方法
  • デジタル資産の管理方法

家族と一緒に希望を共有しておくと、エンディングノートに記載された内容がより理解されやすくなり、いざというときに安心して実行に移せるようになります。

エンディングノートと遺言書の違いは何ですか?

エンディングノートは法的な効力を持たない「意思の記録」であるのに対し、遺言書は法律に基づき、財産や相続に関する具体的な指示を残す「法的な文書」です。

エンディングノートは自分の希望や思いを残すツールとして気軽に使えますが、遺産相続などの正式な指示が必要な場合は、遺言書も作成することをお勧めします。

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